ちょっとした思い付きを。
キタサンブラックの強さはコースを問わないなぁ、などとふわふわ考えていた際に着想。歴代のG1馬をコース別で分けてみるとどうなるか。「中央」4競馬場(東京、中山、京都、阪神)にフォーカスして、ざっと分類してみました。
条件:
・対象はグレード制導入後、中央G1を4勝以上した馬(3勝だとちょっと多くて。。。)
・G1を制している競馬場の数をカウント
・G1を制していないがG1を2着、または重賞勝ちのある競馬場をプラスアルファでカウント
結果は以下の通り。割と端的な結果になったような。
・4場すべてでG1勝利
テイエムオペラオー
ディープインパクト
オルフェーヴル
ジェンティルドンナ
・東京、中山、京都+阪神
オグリキャップ
ナリタブライアン
ダイワメジャー
メイショウサムソン
・中山、京都、阪神+東京
ダイワスカーレット
マヤノトップガン
ゴールドシップ
・東京、京都、阪神+中山
メジロドーベル
ブエナビスタ
アパパネ
キタサンブラック
例えばキタサンブラックは、ジャパンカップ(東京)、菊花賞+天皇賞春2回(京都)、大阪杯(阪神)でG1を獲っていて、中山では有馬記念2着、ないしG2セントライト記念勝ちがありますので「3+1」という括りになります。
…早速コアな皆さまからはうりゃおいな勢いでお叱りをいただきそうですねw 京都と阪神の内回り、外回りを区別していないあたりは特にそうでしょう。あくまで「端的に」分類と把握ができればなぁという分析ですので、そのあたりは含みおきいただければと。個人的な最近の流行り言葉が「正確だけど煩雑」というのもありますね。
阪神だけG1未勝利という馬が牡馬ばかりなのは、いまでは朝日杯がありますが、宝塚記念オンリーという事情が大きいでしょう。牝馬には阪神JFと桜花賞がありますからね。一方、中山のG1未勝利に牝馬が集中しているのはもちろん牝馬G1がないから。そう考えると、コースに限らずその都度の諸条件のばらつきを乗り越えて4場すべてでG1を獲るのは相当傑出していることが分かりますね。
「3+1」でもその時その時のG1戦線を牽引した馬がしっかりカウントされることがわかります。もちろん、この「3+1」にあてはまらなくても強かった馬はゴロゴロいますよね。残りの該当馬の分類は以下の通り。こちらも興味深い。カッコ内の未勝利、未出走はG1についてです。
・3+0
ミスターシービー(阪神未勝利)
シンボリルドルフ(阪神未出走)
タイキシャトル(阪神未勝利)
・2+0
ウオッカ(中山、京都未勝利)
・2+2
スペシャルウィーク(中山、阪神未勝利)
・2+1
トウカイテイオー(京都、阪神未勝利)
メジロマックイーン(東京、中山未勝利)
グラスワンダー(東京未勝利、京都未出走)
シンボリクリスエス(京都未出走、阪神未勝利)
例外なのはロードカナロアとアグネスデジタルかな。どちらも香港勝ちがあり、後者は川崎、盛岡も加わります。中央以外の実績を加えてはじめて条件を問わない強さが見えてくるタイプと言えるでしょうか。いずれも短距離を主戦場にしているのはG1の数が限定されていることもあるかな。あー、タイキシャトルはドーヴィルでも勝ってますよね。
直線の長さと勾配から、東京と京都、中山と阪神を括ってとらえることは珍しい考え方ではないでしょう。それに倣うならスペシャルウィークとグラスワンダーはきれいな棲み分けになっていますね。中山と阪神でグラスワンダーが上回ったという格好ですが、中山での差はほんとうに僅かですし、スペシャルウィークは中山で重賞2勝。とはいえグラスワンダーも東京1400では破壊的な追い込みを見せていますし。…いい時代を目撃できたんですねぇw
ウオッカとシンボリクリスエスは厩舎の取ったローテーションにバイアスが見られますし(それがまた面白い)、コンプリートという点ではシンボリルドルフの宝塚記念取消がくやまれますw
異なる3場で結果を出しているということは、条件を問わない強さの証でしょう。その点で「3+1」がひとつの閾値、端的なバロメーターになるように思いました。G1を3つ獲っている馬の分類は数が多いので、興味が湧いた方はやってみてくださいませ。あー、あくまで芝G1に重きを置いた分析になっていますよね。ダートの指標はまた違ったものになるのでしょう。
参考にしたのは以下のサイトでした。ありがとうございました。勝手紹介ですが。
競走馬名鑑 : G1勝利数(JRA)
最後に。
武豊がキタサンブラックを指して日本のエースとコメントしていました(ご自身のブログにて)。大阪杯の時点でこの「3+1」に加わっていたわけで、そこにレコードで連覇ですからね。これまでの名馬と並べても納得感があります。
すでに出走各馬の次走報もでていますけどね。天皇賞春についてはこのあと書こうと思います。