天皇賞(秋)回顧

レースは現地で見ていました。

レース後、モナムりながら「ケイバは難しい」とうめいておりました。
1年ぶりに食べたモナムールはちょっと甘かったですね。
ベリーの香味はステキでした。




パドックのウオッカは完璧でした。
牝馬を鍛えるとここまで極まるのかー、なんて感想が湧いてきました。

パドックの様子はこちら。
SN3K0040-1.jpg

馬場入場を後入れにしたあたり、折り合い重視の姿勢の現れ、でしょうね。

他のウマで目に付いたのはアドマイヤフジ、くらいでしょうか。
正直、ウオッカが中団につけたなら
問題なく勝つだろうというところまでイメージが固まっていました。




ウオッカが敗れたことで、メディアの論調はトーンダウンしまくりですが
決して競走馬として終わったわけでも能力が落ちたわけでも
目つきがお母さんになったわけでもないと思います。
このレースがきっかけになるかもしれませんが。

ウオッカの敗因は、2コーナーで位置取りを下げてしまったことだと思っています。
ただし、戦略として決して見当違いではなかったとも思っています。



スタートから折り合いを重視して手綱は抑えめ。
徐々に位置を下げていきましたが、せまくなったためか2コーナーで下げた
アドマイヤフジの真後ろにはいっていたようです。
JRAの映像では見切れ気味ですが、
フジの後ろにはいったあとは急に位置取りを下げています。

前半3ハロンは、13.0-11.2-11.4。
後ろに下がった直後に、先行勢のペースは上がっています。
エイシンデピュティが先頭に立って落ち着くまでの間ですね。
3ハロンめが落ちなかったのが特徴と思います。

レースラップは前後半、59.8-57.4。
1000mの通過タイムは遅いほうでしょうが
その中身はアップダウンの厳しいものだったという見立てです。

先行したウマたちは、結果的に「2コーナー過ぎ」と「最後の直線」と
レース中に2回、長くいい脚を使うことになりました。
そりゃスタミナ的には厳しく。大幅に下がった着順にも納得です。

武豊はこの先行勢のラップにお付き合いしない選択をしたのでしょう。
その意味では賢明な判断だったと思うわけです。




ただ、この流れを中団で淡々と追走できたウマが。
個人的にはまさかでしたが、それがカンパニーでした。

カンパニーとウオッカ。上がりは同じ32.9。
2コーナーのポジショニングが明暗を分けたと思っています。

武豊の「完敗」というコメントは、それでもウオッカなりのケイバができたから、かなと。
多少誇張は感じますけどね。




最後、ウオッカの脚が止まった様に見えるのは
今に始まったことではありません。
競り合いに強いタイプの気性とはあまり思っていませんし。
…それはずいぶん前に書いたような。

ありました。
ウオッカとディープインパクト

その頃と違い、フィジカルで圧倒する分
競り合いを踏ん張れるようにはなったでしょうか。
というか、それがすごいことだと思っています。

ファンの立場からは、角居流、という言葉でくくる程度しか術はありませんが、
牝馬の仕上げ。
おこがましい言い方ですが、史上屈指ではないでしょうか。



レースタイムがレコードタイなのは、馬場のコンディションが大きいでしょうね。
レースレベルは昨年の方が圧倒している感があります。




…なんか、ウオッカにとってベストな展開は
今年のヴィクトリアマイルなんじゃないかな、と思うんですよね。

逆に言えば、今回の予想は
そのヴィクトリアマイルからどれだけ引き算をするか、という
発想で望んでいたところがあります。

前々でペースを受けるレースを選択しないだろうという読み。
この時点から自分的には引き算が始まっています。

…1000m通過タイムがあと1秒近く早ければ
ウオッカが差し切っていたかもしれませんね。
先行勢は自分の勝機のためにそのくらいのペースで引っ張る、と
読んでいたんですけどね。読み違いました。




JCは正直、厳しい印象です。
というより、ウオッカにとってベストな舞台が
この秋にはもうないように感じています。

個体の能力や仕上がりとは別の理由が、引退という選択をさせるかもしれません。


まだ、望みたい結論ではないのですが。
家にあるウオッカ、全然飲んでないですしねw



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